高校自由選択「実験数学」スタディツアー最終日
いよいよスタディツアーも最終日。
朝ごはんの用意をお手伝い。
自家農園や地元の野菜・食材を
ふんだんにつかったお料理を
毎食いただいていました。
朝ごはんをたっぷり食べて、
エネルギーチャージ!
お部屋をきれいに掃除して、出発です。
お世話になった
ブエンカミーノの皆さんと集合写真を撮ってお別れ。
お世話になりました!ありがとうございました!
そして私たちが向かった先は…
原爆ドーム、平和記念公園、平和記念資料館です。
広島という場所で私たちが授業をしたのはなぜなのか。
それは、「 楽しい数学の授業 」ができるのは、
平和な今があるから。
実は前日、最後のミーティングで、
教員たちからはこんな話をしていたのです。
「 楽しい授業ができるのは、平和があるからです。
もし今戦争があったら、
授業は戦争に関するものにすべて置き換えられてしまう。 」
「 戦争を支えていたのは何か。
それは科学であり、数学です。
数学は、使い方によっては戦争に加担してしまうものでもあります。 」
「 楽しい数学の授業こそが、平和の象徴なのです。
戦後80年を迎えた今、あなたたち高校生が、
この広島という場所で授業をしたことには、大きな意味がある。 」
だから、
80年前に何があったのかを知るために、
学ぶために、やってきました。
ちょうど、原爆ドームを見学していたら、
被爆体験伝承者の活動をされている方に
お話を伺うことができました。
そこでも語られる
「 科学が、数学が、原子爆弾に使われた。 」
という事実。
改めて今回のスタディツアーの意味について考えさせられました。
この日は8月4日。
原爆投下の2日前に当たります。
平和記念公園は式典の準備が着々と進められていました。
昨年度は、
高校選択授業「 ワールドピースラボ 」で、
8月6日に式典に参加していましたね。
その雰囲気を感じながら、
しかし今年は戦後80年という節目ならではの
特別な緊張感を感じながら、
平和記念資料館をじっくりと見学しました。
16名の生徒が、
この広島という地で、純粋に、
「 私たちが楽しい、おもしろい、と思った授業を体験してみてよ 」
という思いだけを携えて授業をしてきました。
初めてのスタディツアーでしたが、
生徒も、教員も、
たくさんの学びを持ち帰る旅となりました。
これから生徒たちは、
この旅の記録をレポートに起こしていきます。
生徒たちそれぞれが何を語るのかを楽しみにしなかがら、
このツアーを閉じます。
実験数学2025
これにて、おわり。
高校選択講座「 実験数学 」
担当教員:松元
引率教員:畑佐
2025.8.6 広島原爆投下の日
広報部