どうやって生きる?
選択講座「 サステナ・ラボ 」
『 自由の森の ” 日常 ” はどこから来てどこへ行くのか? 』
というテーマのもと、
電気・水道・ガス・紙・ゴミについて調べ始めた生徒たち。
今回は、
「 自由の森のエネルギーはどうなっているんだ? 」
ということで、
理事長の鬼沢さんからお話を聴きました。
冒頭
「 自由の森の電気は再生可能エネルギー何 % ぐらいだと思う? 」
という問いに
「 うーーん、 70%? 90%? 」
( 以前他の授業で質問した際は、30%、50%の声多数 )
「 現在は、100% 再生可能エネルギーになっている 」
と鬼沢さん。
そのきっかけ、
想い、
具体的な取り組みについて説明がありました。
今回は、ロシアのウクライナ侵攻についても取り上げ、
「 エネルギー問題と平和 」という
視点からも語られました。
お話の後は
実際に寮そばにある薪ボイラーを見学。
初めて目にする生徒がほとんど。
最後は車座になって
各自の「 ! 」「 ? 」を共有。
「 ! 」
・想いと責任
・あまりにも大きくて驚いた。エネルギーって莫大なんだな。
なのに無限にあるって思ってしまうのはなんでだろう。
・大変
・薪ボイラーでかい!
・もっといろんな人に知って欲しい、伝えたい。
・1人の100歩より100人の1歩
・こんなでかいボイラーを動かすのに生徒でもできるんじゃないか、
ってのいうのが凄いしびっくりした。
・自由の森の廃材を使ってサステナ・ラボハウスを作りたい!
「 ? 」
・灰をどうにかまた使えないか?
・自由の森でまだサステナブルにできそうなとこってあるのか?
最後は鬼沢さんに
「 サステナブル とは? 」について
自分のことばで表現してもらいました。
( 毎回ゲスト講師に聞いていきます。
講座終了時には生徒自身が自分のことばで表現します )
「 サステナブル とは、未来に対する、他者に対する責任。
どうやって生きるの?という生き方の問題 」
、、、と。なんとなくまとまりよく終わった授業。
の後日談。
実際にボイラーを日々利用している寮生から、
実情、不満、複雑な胸中の本音が語られました。
理想と現実、
数値やデータで表せられるものと現場の生の声、
管理する者と実際に使う者、、、
そのギャップと葛藤を考え合う大事な指摘でした。
では、どうしたらいいのか?
私たちはどうやって生きていくのか?
まだまだ模索の旅が続きます。
吉田里織