今週金曜日は、自由の森学園「 公開教育研究会 」です。

今週金曜日( 祝 )は、公開教育研究会です。


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公開教育研究会について

自由の森学園は独自の教育を進めるため、教育の公開を原則としています。公開教育研究会は、日常行われている授業や諸活動の内容を広く公開し、市民や教育関係者、保護者などの方々に様々に検討していただき、実践の質を高めようとする取り組みです。すべてのクラスで行われている授業を公開するとともに、教科別とテーマ別の分科会が行われ、活発に議論されます。
今年度は、生徒と教師によって学校生活について議論する「校内研」が先立って開始されており、そこで話し合われた内容を踏まえた公開教育研究会が行われます。

「主体的・対話的・協働的」に教師と生徒が学ぶために

2020年に向けて、学習指導要領が大きく変わります。最終段階では、文言そのものは消えたものの、「アクティブラーニング(的視点)」や「コンテンツ・ベースからコンピテンシー・ベースへ」「カリキュラム・マネージメント」など、カタカナ語の氾濫に、現場は戸惑いを隠せません。なるほど「主体的・対話的・協働的学び」は、本学園においても従前から大事にしてきた学習形態ですし、それを謳うことに異論はありません。
一方で、国内外のさまざまな計測可能な「テスト」競争に適応するための学習が多くの現場を覆っていることも事実です。そもそも教師自身が「主体的・対話的・協働的」にしごとができているのか。この時代に「何を」「なぜ」「どのように」学ぶべきなのかを探求する「心のゆとり」があるのか。「上からの」かけ声と現場のかい離は甚だしい。
このような状況のなか、現場は何を羅針盤にこの荒波をかいくぐり、目指すべき方向を見定めて航海を続けていくのか――
容易に「解」は見えてきません。
しかし、だからこそ、授業づくり・教育課程づくりの試行錯誤を率直に公開し、旺盛に批評を受け、ともに議論し、学校づくりに還流していく太いながれをつくる作業を地道に続けたいと思います。
今まで何度も本校の公開研究会に足を運んでくださった方も、はじめての方も、ともに「あるべき教育の姿」を語り合う、探求的な場づくりにご参加・ご協力いただければ幸いです。心より、みなさんのご参加をお待ちしています。

てつひさ


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