この煙突の下に・・・

中庭の中学棟の境。

この煙突の下に・・・


何があるのか?



その隣では、

箱に乗って、




その向こう側でも



箱に乗って


遊んでいる??





いやいやすごく大事な仕事。

「 ひとり50回はやってね! 」と、


この箱は、空気を送るふいご。





中学2年生の社会と、


このあとその生徒たちが登場しますが、

高校生の選択講座の木曜日の

世界史探求のコラボでのプロジェクトです。






一番重要な材料はこちら。


黒い・・・




きらきらした黒い砂。


そう、これは砂鉄です。




それを煙突の上から、

中の炭にまんべんなくかけて、


炭も入れて


ひたすらふいごで風を送り続けます。



煙突からはごうごうと火を吹き出し、

覗くと、中の炭はまっ赤でした。





朝から中学生が

もくもくとふいごを吹いていたので、


炉も安定していい温度を保っているようです。




この炉の温度は何度なのでしょうか?




それと、この作業は何のプロジェクトでしょうか?

それがちょっとヒントになりますかね。





一番重要な材料は・・・砂鉄。

炭。

そして、ふいご。


ふいごは「 たたら 」とも言いますね。

 ※足踏み式のふいごを、たたらと言うようです。



そう、これは、

たたら製鉄をしているのです。





炭を細かく割っているところ。



ボードには、

時々の温度、炭と砂鉄を入れた量のメモを

書き込んでいっています。






そして、

炉の煙突の上の炎の温度は、



およそ650℃!!



上げ過ぎも良くないそうで、

ちょうどいい温度。




昼頃から高校生とバトンタッチ。

この頃になると、

炉の中はドロドロになっていて、


不純物である、

ノロを取り出しています。



このあと、

とろとろ〜っとノロが流れ出て来ました。



きっとこの下に、

ノロより重い鉄が溜まっているはず。





そして、

中学生も、高校生も集まれる、

放課後に、


いよいよ玉鋼の取り出しに入ります!



煙突の耐火煉瓦を、

1つづつはずして、

炭もどけていきます。




玉鋼に近いところは、

レンガも何もカチカチになっていて、

ハンマーを使って炉を解体していきます。




たしかに、

ここには神様が居そう。






だいぶ解体できました。

スコップでつつくと!?


ん?




今度は

鉄の棒でたたくと、




カンカン!キンキン!!


おー鉄の音だ!!





冷水にドボン!!



しばらく湯気が出続けていましたが、


この黒光りと重厚感。


朝から見させてもらって、

感動です。







そして、後日。


「 置いてあるので見ていってください。」

と言うので

見にいって来ました。


それが、こちら。



やっぱり、塊の迫力がすごいです。


そして、

溝に赤い筋が・・・。


これはまさに赤サビ??

「 鉄、できてるんだ・・・。」





もちろん不純物も込みですが、

13kgの塊が採れたのだそうです。






この中学生と高校選択講座、世界史探求のプロジェクトも、

きっと学習発表会で紹介されるはずです。


展示をお楽しみに。





広報部

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