藤里駒ケ岳へ。白神山地スタディーツアー その4
きょうは、
森の見方を教えてくれています。
歩いていくと、
早めに起きて、
藤里駒ケ岳へ。
白神山地の地図で、
場所を確認。
そして、
斎藤さんと合流して、
林道終点の登山道入口へ。
これから、
ブナの森へ出発です。
森へ入ると、
さっそく、
ブナ、ブナ、ブナ
それでも、
こことここじゃ、
ちょっと違うだろ?
と斎藤さん。
昨年、
森の恩返しプロジェクトで置いた、
土嚢をふみしめ、
登っていきます。
白い土嚢は、
それよりも先輩たちが置いた土嚢。
しっかりと登山道を守っていました。
「 今年もやるよ。 」
いよいよ、
ここから藤里駒ケ岳に向かう分かれ道。
「 これがさ、
ブナのタネなんだよ。」
大きな樹冠のギャップ。
ここには元々、
この分を占める大木が立っていたはず。
ギャップができるから、
そこに生えられる樹種がある。
事前学習で学んだこと。
この木、
いい匂いがする。
ちぎったら、
もう思い出すわ。
クロモジの木。
しだいに風通しが良くなってきて、
尾根沿いを登っていくと、
ふわっと視界がひらけ・・・
ているの、
ほんとはね。
霧の世界。
無事、
藤里駒ケ岳に登頂!
この右の向こうに、
白神山地の核心部がある。ハズ。
ちょっと早いけど、
10時30分にお昼ご飯。
おいしかったおにぎり。
さあて、帰るぞ。
っていう訳にもいかず、
みかねて、斎藤さんが。
晴れている時の
ここから見える、
白神山地の核心部の写真を見ながら、
白神山地のお話や、
世界遺産に登録されるまでのお話など、
いろいろなお話をしてくださいました。
無事登頂。
あとは、
ゆっくりと下山。
滑る登山道を慎重に下ると、
あれ、
ここはちょっと違う。
このちょっと上の部分と、
ここは、
以前に一度伐ってそこから復活した森。
みんなおんなじ太さ。そして、
細いブナ。
「 あと50年もすれば、
ここもいい森になるよな。」
と斎藤さん。
一度伐ってから
約100年。
森は
100年のタイムスケールで動いているのです。
クマ齧ってるよ!!