足尾へ、スタディーツアーに行ってきました。

久しぶりの

足尾へ、スタディーツアーに行ってきました。



秋晴れ!

絶好の植樹日和。




もう、懐かしい感じがしてしまいますが、

高校の林業講座で、足尾で植樹をしてきたのです。


一昨年の秋以来です。




植樹の前に、「 足尾に緑を育てる会 」( NPO )の方に、

足尾銅山について、NPOの活動のことについて、

植樹の仕方についてなどを説明していただき、




苗木と、土と、水と、ちいさなツルハシを持って山へ。










山へ、と言っても、


普通の山ではありませんね。

 

草も木も、ほとんど生えていません。




ひょろっと生えているのも、

すべて植樹したもの。



生えているだけでも安心しますが、

ここの土も、何もかも人の手で運んで、

土留めをして、やっと植樹できる状態になっているのです。






足尾鉱毒から一世紀。

いまだに公害は続いています。






植樹した木が数十年後、

森になっていてほしい。





植えた場所を忘れないように、

記念写真を撮りました。





記念写真は、記念になりますが、

この背景を見ると、ちょっと複雑な心境になります。



あちらは、国土交通省の管轄らしいのですが、

崖には、ほぼ土留めしか見えません・・・。







植樹の後、

緑を育てる会の方に連れられて、

旧松木村に行きました。



ここまで来ると、

ほぼ、手がつけられない状態の崖が

沢の向こう( 写真の背景 )にあります。




旧松木村の石碑の前で、

銅精錬の残骸を見ながら説明を聞きました。







その後は、銅親水公園の資料館に立ち寄りました。



地形レリーフを見ながら、





どのように、亜硫酸ガスが流れ、

荒廃が進んでいったのかについて説明を受けました。








足尾の山肌はもう雪で真っ白でした。

通ろうと思っていた道も、真っ白。



実は、植樹しながら空からは雪が舞い散るほど。






なので、お昼は

おまちかね。




ロケットストーブで、ロケットラーメン。



気温も低く、

なかなか沸騰しませんでしたが、

冷え切った体に暖かいラーメンが格別でした。








帰りがけに、

龍蔵寺の無縁仏の塔に立ち寄りました。





その向こうには

精錬所の煙突。







その煙突の前で。


いつもだったら、

一泊二日で行くところでしたが、

今年は、日帰りでの開催でした。



それでも、本格的に冬になる前、

秋のこの最後の時期に植樹をすることができました。






放っておけば勝手に草が生え、木が生える日本ですが、

そうはならない場所がある ことを、

ちゃんと自分の目で見ただけでも

良いスタディーツアーになったんじゃないかと思っています。








広報部

このブログの人気の投稿

アクセスカウンター