学校インターンシップの可能性 ~と題したシンポジウムが、 東京大学において開催されました。
2月11日( 日 )、
「 学校インターンシップの可能性 ~ 高校生の探究学習における大学生の支援を中心に 」
と題したシンポジウムが、
東京大学・本郷キャンパス
福武ホール・ラーニングシアターにおいて開催されました。
リアル参加、オンライン参加合わせて、
約140名の多くの方のご参加をいただきました。
自由の森学園は、
2017年に
東京大学の教育学研究科と「 教育・研究連携協定 」を交わし、
連携事業をおこなっています。
コロナ禍で足踏みもありましたが、
一昨年から選択講座「 東北と復興 」において
実験的・先駆的な取り組みが始められ、
昨年は同講座に加え「 環境学 」「 韓国講座 」に
伴走・支援する
東京大学の学生・院生の関わりをつくることができました。
シンポジウムでは、
各講座のスタディツアーへの学生の関与を中心に、
生徒、担当教員、そして学生からの意味や内実が語られ、
容易に答えの出ない「 社会的課題 」に対して、
「 共同的探究者 」として「 ナナメの関係 」で学生が関わり、
自由の森の生徒との間に「 互恵・互酬 」の成果が得られ、
市民を育てる学びの契機が確認されました。
ともに発表者として登壇した、
東大附属の「 卒業研究 」の報告も、
自由の森の生徒たちにとって刺激的だったことでしょう。
両校の実践報告は、
日本の支配的な
①競争的で ②抽象的で ③受動的な勉強のあり方に対して、
①共同( 協働 )的で ②具体的で ③能動的な学びという
オルタナティブな学習のあり方の一端を示したものであり、
同時に世界の不思議を問うような、
学ぶことと生きることがつながるような
学びへの挑戦・模索の共有の場であったように思います。
とても中身の濃い3時間半でした。
高校校長 菅間正道