林業講座スタディーツアー4日目。

林業講座スタディーツアー4日目です。


今日は、

しっかり活動できる最終日。



いよいよ小岳へのアタックです!


しっかりと準備体操をして、



斎藤さんを先頭に、

小岳に向かいます。




さすが小岳。


道のりは険しく、

こんなところや、





こんなところを通って、





いよいよ

小岳の登山口へ到着。




ここからブナの森へ

分け入ります。






ふっと、尾根に登ると、





気づくと、

周囲はブナの森になっていました。





この木は、


このルートで、

シンボル的な存在。




斎藤さんがやっているポーズが

それを表していますが、


なんでしょうか??







答えは、これ。




ここは、

尾根部のちょっとくぼんだところ。


そう、ツキノワグマの

通り道で、


登って、

ふと休憩するような、


そんな木なんじゃないかと。




確かに、

登って休憩するには、

良い枝ぶりでした。





小岳登頂には、

2時間ちょっとと聞いていましたが、


ここで最後の休憩。


あとは、一気に駆け上がります!






階段!







階段!!




もうすでに周囲の木々の様子が

変化してきていることに気づきます。




ということは、

まもなく頂上近し??




小岳山頂は、

森林限界のギリギリライン。



ブナがなくなり、

どんどんと周囲の樹木の背が低くなっている

事に気づきます。




すごーい!






あとちょっと。


あの三角のてっぺんが頂上です! 






登頂〜!!!






目の前の、

二つ森山から、小岳を結ぶ尾根が

秋田県と青森県の県境。




そして、

足元から先。


見える範囲全部が

世界自然遺産なのです。





「 見渡す限り、人工物がなんも見え無いでしょ。
  こういうところは他には無い。」


斎藤さんの言葉。





かつて、

この県境に林道を通す計画があった。



先日の素波里湖とここが、

日本での自然保護運動の始まりの地でもある。




この話は、

きっと今年の学習発表会で

ポスターになるような気がします。


お楽しみに。







待ちに待った



昼食。



今日のメニューは、

世界自然遺産にサンドイッチを添えて。








登山中は、

曇り。


そして谷からキリがもくもくと上がってきていましたが、


白神山地、一望です!




斎藤さんも

「 ここへくると、帰りたくなくなっちゃうんだよな。
   ずっとここに居たい。」





後ろ髪を引かれながら・・・。



でも、

向きが変わると

また別の景色が見えるようになるものなのです。






視線の先には、

藤里町のたんぼがみえる。




ここから、あそこまで

山の水が流れていっている。

まさに山の恵みなのだと感じます。





下山途中では、


クマの落し物。

ブナの殻ばかりのフンも見つけました。




えーって見つめる先には、


クマの毛の束が挟まっていました。





ブナが細い?


ここはかつての放牧場。

一度伐って、その二次林です。




藤里の街からここまで

ベコ( 牛 )を連れてきて、

ササを食べさせていたのだそうです







そして、

全員無事到着。




キャンプ場に戻ってきて、

斎藤さんからのお話。



山の中でも、

沢の中でも、

車の中でもたくさんお話を聞きました。



「 感動して、涙が出た。」

そんな生徒の言葉が何回か聞こえてきました。






「 すごい、森がキラキラしているよ! 」



このスタデイーツアーを体験した生徒たちに、

どんなもの、ことが残り、

つくられていくのでしょうか?




明日は最終日。

ちゃんと帰ることも大事ですが、



もうひとつ、

林業講座初の

新たな出会いのチャレンジをしてきます。




お楽しみに。




林業講座



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