東北と復興スタディーツアー4日目 最終日。
スタディツアー最終日となる今日は、
朝から石巻市をあとにして仙台へ向かいました。
途中、
震災当時、仮埋葬がされていた公園に立ち寄りました。
14年前には、
たくさんのご遺体が仮埋葬をされた場所に立っていたところ、
毎年お世話になっており、
今回も4日間をともにしてくださった
桃生交通の運転手さんが、
当時の様子を語ってくださいました。
仮埋葬地から掘り起こされたご遺体を
他県の火葬場に運ぶ仕事がどのようなものだったのか、
ぽつりぽつりと語ってくださいました。
その後、
自由の森学園の教育ともかかわりが深い
宮城教育大学で、
山内明美准教授から講義を受けました。
加害と被害が混在する場所、
そして抑圧が連鎖していく場所。
〈 〉 ※ という記号がついた 〈 東北 〉 が、 (※上の写真スクリーン)
自分達の周りや足元にないか、
世界中の中で、
どのような事例があるのか
具体的な例も引き合いに出しながら
説明してくださいました。
その後、
せんだいメディアテークに移動し、
3がつ11にちをわすれないためにセンターの活動紹介や
説明を受けました。
記録者として活動に参加されている
ゆるくフラットに震災について語る会の
近藤日和さんからもお話を伺いました。
震災当時小学6年生だったときに見ていた景色や
体験を語るだけではなく、
当時子どもだった人たちの語りが聴かれる場をつくっていく
という活動に、
最後のプログラムでしたが、
生徒たちもメモをとりながら一生懸命にきいていました。
台風も心配でしたが、
なんとか天候も持ちこたえ、
無事に埼玉へ帰ってきました。
今年のスタディツアーは
” 戦後80年 ” ということもあってか、
様々な展示や講演の中で
「 戦争 」との類似性や
「 戦争 」を想起させる言葉に出会いました。
生徒たちは言葉にできないような、
理解の限界を超えるような出来事や
体験談を前に立ちすくみながら、
これから振り返りの中で事後学習を進めていきます。
この場を借りて
改めてスタディツアーでお世話になった
宮城県石巻市、仙台市の方々に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
東北と復興 担当 内田