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7月, 2017の投稿を表示しています

高校「選択地学」の合宿

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夏休みに入って、様々な合宿やスタディーツアーが行われています。 7月28/29に、高校の選択地学で合宿を行いました。 毎年この辺りに みずがめ座δ流星群が夜空にあらわれます。 今回はそれをねらって。 午後に集合して、まずは流星観測の事前学習。 しかしその頃、最近の不思議な舞い戻り梅雨前線により、夜空は曇天。 10月、12月の流星観測のために知識を深めました。 一瞬でも晴れれば!とも思っていましたが・・・ 秋は、大丈夫でしょう。 楽しみ!! てつひさ

夏の演劇講座の、ゲネプロ

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いくつかある「スタディツアー」のひとつの演劇講座で、公開ゲネプロがありました。 もう何年前になるのだろう、学校の演劇講座は有志演劇も含めて、見る人たちは毎回すごい行列をつくります。私も列に並ぶけれど、会議だとかいろいろあって最近見れてないなぁと思っていたところで、夏休み中の講演があることを教えてもらって、たっぷり見ました。 いやぁ、久しぶりに観客になったけれど、いつもいつもおもしろい。 「演劇」で表現されるいろいろ。 会場となる多目的ホールの鍵を職員室に借りに来る人たちに、「演劇するんだ」という意気込みを感じたりします。 ほんと、おもしろかったわ。 ありがとう〜。 なかの。

東京大学×自由の森学園 教育・研究交流連携がはじまります

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7月13日 東京大学大学院教育学研究科と自由の森学園中学校・高等学校との間で、 「 教育・研究交流連携事業に関する協定 」締結の調印式が行われました。 調印式には東京大学教育学研究科からは、 小玉重夫研究科長はじめ教育学研究科のみなさんと 自由の森学園からは高校校長の私・新井と高校教頭の菅間さんが参加しました。 ◇  なぜ、東京大学と教育研究連携をすることになったのか? 昨年の公開教育研究会の社会科分科会の助言者として 東京大学の小玉重夫さんに来ていただきました。 小玉さんは高校3年の授業を参観し、その後の授業検討会、 社会科教科分科会に参加していただきました。 高校3年の授業は、「現代社会」のレポートを生徒自身がプレゼンテーションする授業 でした。 テーマは「優生思想」。 クラスの生徒たちも、レポート発表者の問題意識をしっかり受けとめて、 それぞれが自分の考えや疑問を発言していったようです。 「 決して派手ではないけれどじっくりとクラスのみんなでテーマを深め合う空間ができていた 」 と授業担当者は話していました。 「 どうしたらこういう授業空間ができるのか?もっと知りたい 」と小玉さん。 その後の授業検討会や教科別分科会にも生徒たちが参加して、 同じく自分の考えや疑問を発言していったとのことです。 そうした生徒たち自身が「 授業づくり」に参加している様子にも 小玉さんは関心を持ってくださったようです。 「 自由の森では『 あたりまえ 』のことかもしれないけれど、 授業検討会や教科別分科会に生徒が参加することなんて普通はないですよ 」 と小玉さん。 こうしたことがきっかけになり、教育研究連携の話が進んでいきました。 その背景には、「 大学入試改革 」「 アクティブラーニングの導入 」「 18歳選挙権 」 などといった日本の教育をめぐる状況があり、自由の森学園が、 今まで「 あたりまえ 」としてきた実践がちょっと参考になるのかもしれませ

林業講座スタディーツアーに行って来ました。

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林業講座のスタディーツアーも、今日が最終日。 さわやかな中禅寺湖の湖畔での朝でした。 今日は、足尾の山へ。 銅(あかがね)親水公園にある、足尾銅山の資料館へ。 資料館の方に、床一面の大きな地図で鉱山やそれに続く坑道の位置や、 周辺にある様々施設の意味を教えていただきました。 雨に濡れる足尾銅山の大煙突 ここから、日本で初めての公害となる足尾の鉱毒、亜硫酸ガスが もくもくと出ていたそうです。 この見学の後、その亜硫酸ガスにより丸裸になった 松木沢の奥に入っていき、植林をする予定でしたが、 ここでかなり雨脚が強くなり、断念。 林業講座ではお馴染みになっているロケットストーブで昼食を作りました。 だいぶ扱いに慣れていい感じに調理が出来るようになった気がします。 銅山の坑道に入れる銅山観光 ここに寄る予定はありませんでしたが、来てみると坑道内での 労働がどれだけ過酷だったか少しわかった気がしました。 今回の、林業合宿 改め 林業講座スタディーツアーは、 「 明治神宮から森林限界まで 」、「 関東の森林の垂直分布 」 「 足尾の鉱毒・植林活動」などなどを軸にして、それらを3日かけて巡る というものでした。 天候の不順もあって、すべてのプログラムはできませんでしたが、 テーマを持ってこれだけを一気に巡るということはなかなか出来ないと思いますし、 良いツアーになったんじゃないかと思います。 巡ってみて、あらためて日本の森林は多様であるなと感じました。 最後に、森林の変化を。 明治神宮の照葉樹の森 玉原高原のブナの森 このツアーを、季節を変えてやってみるのも面白そうです。 みんなおつかれさまでした。 てつひさ

林業講座1日目後半と2日目

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林業講座スタディツアー1日目の後半は、 群馬県の玉原湿原のブナ林です。 ここには、関東一の面積を誇るブナの森があります。 玉原高原は、日本海側の気候に近いところで、かなり雪深いところ。 ブナの幹に着生するコケを見ながら「 積雪深 」の話をしています。 木道にかじりつく生徒たち。 なにを見ているかわかりますか? 木道に、鮮やかな黄色の粘菌が移動中でした。 そして、僕らの1日目の移動もおしまい。 2日目。 今日は玉原をはなれ、日光白根山へ。 あいにく天気も悪く、森林限界を望める弥陀が池までは行けませんでしたが、 血の池地獄まで。 シラビソ、コメツガ、ダケカンバの混交林を堪能。 そのあとは、金精峠を越えて、戦場ヶ原で高層湿原を観察し、 今晩の宿は・・・ 中禅寺湖畔。 菖蒲が浜でテント泊です。 時折雨は落ちてきますが、暑くも無く、寒くも無く、 今までにない贅沢な時間が流れています。 みんなでご飯を作って、夜の生き物観察をして。 いいスタディツアーが続いています。 てつひさ

林業講座 スタディーツアーの始まりです

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高校2、3年生の選択林業講座の スタディーツアーが始まりました。 昨年まで行っていた「 林業合宿 」ではなく、 スタディーツアーと位置付けて、初のツアーです。 昨年までは、一泊二日で行けるところだけ何しろ行く! ツアーでしたが、今年からはしっかり時間をとって 行きたいところにちゃんと行く、行けるツアーになりました。 そして、行きたかったところ① 明治神宮の森です。 100年前に150年先を見越して造った森。 照葉樹の森です。 鬱蒼とした東京の太平洋側の自然植生をみてから、ブナの森へ。 いま、植物の垂直分布を車窓から眺めつつ、 ブナの森を目指しています。 スタディーツアーは明後日まで。 2泊3日です。 てつひさ

中学3年生 修学旅行報告会

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夏休み前の最後の週の水曜日、7月3日(月)〜7月7日(金)まで行ってきた、中学3年の修学旅行の報告会が行われました。 今年の前半コースは「那覇コース」「座間味コース」「うるまコース」の3つ。 後半のコースは、沖縄の文化に触れたり激戦地であったこの地に起こったさまざまなことを目の当たりにする平和学習。 よく、自由の森では「もの・こと・ひと に出会う」という言い方をしますが、それぞれのコースで出会ってきた「もの・こと・ひと」から自分はどんなふうに感じたのかなど、具体的に報告がありました。 修学旅行に行くまえにも話したことでもあるし、これまでも話してきたことでもあるのですが、沖縄に行くまえと行ったあととでは、みんなの表情が違う。これが私の実感です。 前半のコースでも、後半のあちこちでも、たまたま私の近くにいた生徒からいろいろの感想をもらいました。本当に真っ直ぐな感想。 修学旅行に限らず、大きな体験をしたあとは、自分の中でいろんなことが起こります。 それはその瞬間や直後では言葉にならないものを、まるごと持って帰ってくるわけです。 日常に戻って少し時間の経ったころに、「あ!」ということがみんなの中に生まれるといいね。 たくさんの人たちの、熱い思いの伝わってくる場でした。 中1や中2の人たちにも伝わっているはず。 来年、どんな時間をつくっていくのか、楽しみです。 なかの。

自由の森食堂 公開講座

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自由の森食堂の2回目の公開講座がありました。 トップ画像には、先日撮影に入った時の一コマ。 100%なたね油で揚げているフライたち。 夜の寮生たちのおかずになりました。 そして、今日は その食堂の公開講座。 テーマは「 出汁 」だし。 トビウオ。あごだし。 利き出汁。 参加した生徒に話をきいたところ、 「 同じカツオ節から削り出して、厚さの違うだけの2つを 飲み比べたんだけどさ、最初同じカツオ節だって知らなくって、 片方はあご出汁かなんかじゃないかって思った。ってくらい違ったんだよ。 厚さが違うだけだよ。 」 と、臨場感たっぷりに教えてくれました。 出汁をとる数々の食材たち。 旧サイトですが、以前にも 、ちょっとお伝えしましたが、 これらにもそれぞれエピソードがあって面白かったです。 そのへんのことも、「 ようこそ、自由の森の学食へ 」( 早川書房 )で 触れられているんじゃないでしょうか。 食堂。すごく私の中で気になる存在。 ほんとうは、フライを揚げているところを見に行ったわけでは無く 「 ピクルスを漬けるよ〜 」( あのカレーのやつ ) って行ったんですがね。 いろいろ面白いことが出てくる出てくる、自由の森食堂。 自由の森食堂をもっと知ってもらうための、ある計画も進行中! おたのしみに!! てつひさ

もりのあと < 初夏 >

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もりのあと  >> 初夏 第17号ができました。 本日、7月14日発行です。 今回の表紙は、ギター工房をされている赤城さん(9期生)の作品。 以前お伝えした、ご近所さんです。 「 もりのあと 」の取材でご近所に。 のページ そして、これまた以前お伝えした、藤沢市で学芸員をされている宇都さん(11期生)。 「 もりのあと 」の取材に来ています。のページ さいたま市で、「 カフェ土瑠茶(ドルチェ)」をされている佐藤さん(9期生) カフェ土瑠茶のHPはこちら   『 ここで、自由の森日記を見ていて頂いている方へ お得情報! 』     実は、もりのあとには、そっと、ほんとうにそっと    「 今ならおトク!」の割引券がついてる時があるんです、、、よ。     知ってました? ほか、漫画家の広江さん(4期生)の作品のMORI REVIEW( ブックレビュー )です。 レビューアーは、自由の森図書館の大江さんです。 などなど。 ぜひ、来校の際には事務局前のコーナーへお越しください。 また、もりのあとは もりのあとの学外配布場所ページです。 意外と、近くで手に入るかもしれませんよ。 ✳︎ 随時更新中。 設置に協力していただける、カフェやギャラリーなどを募っています。 協力いただける方はこちらへ。 てつひさ

真夏の炭焼き・・・その結果は・・・

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今年行われた「 高 3 の夏 」。 学校で活動するチームのうち 12 名が炭焼きを行いました。 例年の「 林業 」の炭焼きは真冬。これを真夏にやるのは初めてです。 いったいどうなるか、 やってみてのお楽しみです。 7月3 日に、ドラム缶窯を設置。 炭焼き当日( 4 日)は、炭にする木材をドラム缶に詰めて点火です。 炭にする木材は学園の隣の人工林からとってきたシラカシが中心です。 それと、当日まで、コース長の名取君を中心にせっせと作った薪が大量に。 天気がよければテント泊の予定でしたが、あいにく夕方近くから台風の影響で土砂降りの雨。 体育館の玄関で寝泊まりすることにしたものの、雨が激しく、煙の温度を測るにもひと苦労です。 夜 10 時近くに目標の煙の温度 300 ℃に到達。大雨のなか焚口や煙突を密封して作業終了です。 6 日、天気は回復し、いよいよドラム缶を開けます。 かぶせた土を掘っていくと、埋めてから一日半も経っているのに、 土の温度は高く、熱くて触れないくらい。 いやな予感が走ります。 意を決してふたを開けると、ドラム缶の中は、白い灰がいっぱい。 失敗?と一瞬思いましたが、よくよく見れば、下の方は炭の形が残っています。 だいぶ収量は落ちましたが、何とか成功と言ってよさそうです。  

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