真夏の炭焼き・・・その結果は・・・
今年行われた「 高3の夏 」。
学校で活動するチームのうち12名が炭焼きを行いました。
例年の「 林業 」の炭焼きは真冬。これを真夏にやるのは初めてです。
いったいどうなるか、
やってみてのお楽しみです。
7月3日に、ドラム缶窯を設置。
炭焼き当日(4日)は、炭にする木材をドラム缶に詰めて点火です。
炭にする木材は学園の隣の人工林からとってきたシラカシが中心です。
それと、当日まで、コース長の名取君を中心にせっせと作った薪が大量に。
天気がよければテント泊の予定でしたが、あいにく夕方近くから台風の影響で土砂降りの雨。
体育館の玄関で寝泊まりすることにしたものの、雨が激しく、煙の温度を測るにもひと苦労です。
夜10時近くに目標の煙の温度300℃に到達。大雨のなか焚口や煙突を密封して作業終了です。
6日、天気は回復し、いよいよドラム缶を開けます。
かぶせた土を掘っていくと、埋めてから一日半も経っているのに、
土の温度は高く、熱くて触れないくらい。
いやな予感が走ります。
意を決してふたを開けると、ドラム缶の中は、白い灰がいっぱい。
失敗?と一瞬思いましたが、よくよく見れば、下の方は炭の形が残っています。
だいぶ収量は落ちましたが、何とか成功と言ってよさそうです。
今回は、ドラム缶の中に、折り紙で作った鶴を入れてみました。
真っ黒になったコーヒー缶からは、折ったそのままの炭になった鶴が出てきました。
代表者の名取君のコメント。
「 ドラム缶を開けた時は失敗したかと思ったけど、何とか炭が作れてよかった。
一緒に作業したメンバーが面白かったと言ってくれたので成功だったと思う。」
明日は、作った炭でバーベキュー。苦労が報われます。みんなお疲れさま。
鬼沢真之