白神山地スタディツアー 3日目 ブナの森に出会う

 林業講座のスタディツアー3日目は


藤里駒ヶ岳の登山道へ。

憧れのブナの森を目指します。




まずは早起きして

具沢山のホットサンドで腹ごしらえ。







荷造りをして、さぁ出発。



でこぼこ道を慎重に運転しながら

登山口を目指していると

杉の木満載の巨大なトラックとすれ違いました。


本当に林業してる!

と、その迫力に感動してしまいました。






車をおいて登山口を目指していると


しっかりクマの痕跡がありました。

塗りたてのペンキの

シンナーの匂いが好きなんだって。




クマには気をつけよう、とみんなで確認しつつ

準備運動。



幻想的な森に足を踏み入れます。






みてほら、根曲がり。



雪の重みで押し曲げられたブナが

たくましく、再び上を目指しています。



ガイドの佐藤さんが教えてくれることは

得た知識からどんどん次の疑問が湧いてくる

興味深いことばかり。




ガマ油がとれるガマガエルのこども。








トチの実はそのままでは

口が曲がるほど渋いから

クマたちも食べないみたい。

と教えてもらって、

どれだけ渋いのか気になっちゃう人。




お昼ごはんは森の中に腰かけて

ザックに入れて持ってきたおにぎり弁当。




くたびれた体に

エネルギーが行き渡ります。








ブナの森の観察も終盤。


ブナの森が

豊かな腐葉土をもたらしてくれるおかげで


日本海側の秋田の海には植物プランクトンが豊富。


山がダメになれば、海もダメになる。

ブナの森は海のいのちのはじまりなんです。

佐藤さんは優しく、熱く、語ってくれます。





ブナ(橅)の漢字は、きへんに無いと書きます。

価値が無いということだろうけど

これはとっても失礼な話。




倒れてから木が朽ちるスピードが早く

あっというまに無くなるから橅。

ブナのおかげで森も海も豊かなんです。









ゴールでは、佐藤さんとひとりひとりがグータッチ。

頑張って歩いたねぇ!




湿度が高い中での登山で

へとへとになってしまいましたが

ブナとの出会いに大満足。





さて、今日はこの後が忙しいんです。

夕飯の支度と、お借りしていた体育館の整備と

テントの引っ越しを同時に進めます。





朝はまだ水を多く含んでいたキャンプ場の芝に

やっと、自由の森のテントが並びました。










素波里キャンプ場に焚き火が灯ります。

4日目は丸一日使って、

青森県側から白神山地を体感します。



林業講座




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