高校選択講座「サステナ・ラボ」スタディツアーその3 サーキュラーエコノミーに触れる

高校選択講座 サステナ・ラボのスタディツアー

その3です。



その1はこちら

その2はこちら




今回は「サーキュラーエコノミーに触れる」 です。







ツアー直前の授業では、

ゴミ問題について考えました。



ゴミの問題点、現状、

そしてリサイクルについて学ぶ中でつぶやく一言。




リサイクルよりも

まずはゴミを出す蛇口を

閉めなきゃダメなんじゃない?」


ということで、

サーキュラーエコノミーについて学びに日本橋へ。






主に横浜市内のサーキュラーエコノミーを加速させる

メディアプラットフォーム「Circular Yokohama」事業を行っている、

ハーチ株式会社さんのオフィスを訪ねました。

「Circular Yokohama」 さんHP  




今回は、拓殖大学でサステナビリティや

SDGsをテーマに学ぶゼミ学生との

高大連携企画です。




まずは、スタッフの方からのレクチャー。


サーキュラーエコノミー(循環型経済)とは、

従来の「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」

「Waste(捨てる)」という

リニア(直接)型経済システムのなかで




活用されることなく「廃棄」されていた

製品や原材料などを新たな「資源」と捉え、

生産の段階から廃棄物を出すことなく

資源を循環させることを目指した

デザインやしくみのことです。




・リニアエコノミーの背景

・サーキュラーエコノミーの3原則

・バタフライダイアグラム

・サステナブルとリジェネラティブの違い


などを学び、

サーキュラーエコノミーの実例にも触れます。

※ハーチ株式会社さんの事業一つであるWebマガジン

「IDEAS FORGOOD」に詳しく掲載されています。

リンクはこちら





・海藻でできた食べられる袋(インドネシア)

 マラソンの給水所でのごみがゼロに

  詳しくはこちら






・オランダの Fairphone

 スマートフォンの製造は、資源採掘や短い製品寿命など

 人権や環境に与える影響も大きい中で、

 搾取をせず、分解可能で修理・交換しやすい製品。

 詳しくはこちら




・アイカサ(日本)

 「買う必要があるんだっけ?

 レンタルでもいいんじゃない」

 という考えの転換から生まれた サービス。

 詳しくはこちら





アップサイクル商品の紹介もありました。

プラスチックパッケージを再利用したバッグ

海洋ゴミを利用したコースターやアクセサリー

コーヒーかすを使った絵

モルトかすを使ったファイル など





実際に手に取りながらあれこれ意見を交換します。





昼食タイムは

「サステナブルに関係するお弁当」



まずは説明なしでとにかく食べてみます。

感想は賛否様々。

内容の種明かしと議論は

後期の授業で行います。






午後は、大学生と混合グループになりワークショップ。

テーマは「サーキュラーデザイナーになってみよう」

お題は「マドラー」





『我々をとりまく製品・サービス・インフラの

環境負荷の80%はデザインの段階で決まっている』

という言葉の元、

サーキュラーエコノミーの3原則を思い出しながら

新たなマドラーをデザインしていきます。






既存マドラーの課題をあらいだし、絞り、

解決方法をあらいだし、絞り込み、、、

最後は新アイテムをビジネスにするプランを作成し発表しあいます。







「食べられるマドラー」「耳かきマドラー」「竹マドラー」など

様々なアイデアが出ました。




一方「そもそもマドラーいらなくない?」とのつぶやきも。




さらにつぶやきは続き

「アップサイクルでは根源的な意識変容にはならないのでは?」

「理想とビジネスをどうつなげるか?」 などなど、、、


学びはまだまだ続いていきます。




サステナ・ラボ担当

吉田


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