小岩井生態学スタディーツアーin西表島 最終8日目。
小岩井生態学スタディーツアーin西表島
最終8日目です。
今日は、
いよいよ西表島を離れる日。
いつもより早めに起床。
なにしろ、
西表島は、東京から約2000km離れているのです。
お世話になった、
西表アイランドホテルの上亀ちえさんとお別れ。
5泊6日間のキャンプの後の、
屋根があり、布団がある安心感。
そして、
おいしいご飯のある宿。
洗濯機もありがたかったなぁ。
昨夜は、夜ご飯を食べながらゆんたく(おしゃべり)。
沖縄の民謡、三線の音。
もともとは西表島の民謡「 安里屋ゆんた 」(あさどや)の
歌詞について、
私も本当に知らなかった、
ただの囃子だよ。
と言われていたものに、
実はちゃんと言葉、意味があることを知りました。
「 かぬしゃま よ 」
あなたを想う気持ち。
あなたを包み込む「 愛する気持ち 」
親心ともちょっと違う守る、包み込む気持ち。
なのだそうです。
それは、祖内と星立の集落では
いまでも、「 かぬしゃま 」は使われているのだそうです。
それで、
このあたたかさなのかと気づきました。
すごく大きな大事な言葉でした。
さて、出発!
そこからは大変です。
祖内から、西表島の道の端っこ
大原まで船に遅れないように
脇目も振らず、
一直線に行きたいところです。
最後に、
おさんぽ気分の直矢さんのところに寄り、
お別れをし、
一路、大原へ!
祖内から約45km。
ノンストップでも1時間ちょっと。
車で走っていると、
「 あ!カンムリワシ飛んでる!! 」
とか、
「 リュウキュウキンバト!! 」
とか、
見たい生き物が「 出てきちゃったり 」、
「 ほら、満潮だから、
ヒルギダマシがほぼ沈んでるよ!! 」
とか・・・・。
いつだって、気になるものがいっぱい!
それでも、
なんとかギリギリセーフ。
八重山観光フェリーの高速船に乗りました。
この船に乗ると、
「 もう帰っちゃうんだ・・・。 」
そんなさみしさを毎回感じます。
「 あ!
ほんとだ、海の航路標に2羽。
こんなときも生き物さがし。
石垣島では、
最後のお買い物と、
お昼ご飯。
みんな、
そばとか食べたみたい。
そして急いで空港へ。
また来るね。
西表島。石垣島。
うちな〜の翼。
JTA(ジャパントランスオーシャン)の飛行機に乗って、
まずは那覇空港へ。
さっきまで、
あんなに晴れていたのに、
スコールが降って
「 あ、スコールだ。 」
と、うれしい気持ちでした。
羽田空港に向かいます。
西表島から見た石垣島の街の灯りは、
とっても明るく、
まぶしかったけれど、
東京の街は明るいんだな。
帰り際、
ふと誰かが言っていたけど、
「 家までの帰り道で、
イリオモテヤマネコを探しちゃうと思う。
絶対いないのに・・・。」
って。
これで、
7泊8日間の旅はおしまいです。
この8日間もの長〜い期間でも、
会えそうだったのに、会えなかった生き物がいます。
「 会えなかったなぁ。 」「 残念。 」
という声もありました。
確かに残念。
ではあります。
でも、
この旅は「 おしまい 」なのか?
旅って、
「 宿題 」を、少し残しておいた方がいい。
その宿題をやりに、
この旅が、
次の旅の「 はじまり 」
であったらいいなと思っています。
スタディーツアーの始まりの姿と、
今の姿。
どうかな?
後期の授業、
学習発表会が楽しみです。
小岩井生態学スタディーツアーin西表島 最終8日目。
旅としては、
これで「 おしまい 」です。
長い旅でしたが、
これまで毎日読んでくださった方
保護者の皆様にも
感謝いたします。
小岩井生態学
⭐︎ Special Thanks ⭐︎
「 西表おさんぽ気分 」 ツアーガイド 尾島直矢さん & 竹本晋也さん
「 西表Roots 」 SUP ツアーガイド 津嘉山 洋(ひろし)さん
「 そるてぃーくるーいりおもて 」SUP shop 池田真也さん
「 西表アイランドホテル 」 上亀さんご夫妻
「 民宿あけぼの館 」 津嘉山 浩美さん
「 星の砂キャンプ場 」
ほか、
出会ってくださった皆さん。
全ての方に感謝です。
みなさまが西表島にお越しの際は、
ぜひ頼りにしていただけると助かります。