東北と復興 3・4日目

「東北と復興」スタディツアーは7月15日に無事に埼玉ヘ帰ってきました。

3日目と4日目の活動について紹介をします。






3日目は石巻市にある牡鹿半島をまわるツアーでした。



石巻市市議会議員で郷土史家の阿部和芳さんから

石巻市や牡鹿半島の歴史

東日本大震災で起こったこと

持続可能な復旧のためにされてきた活動のお話を伺いました。


郷土史家阿部和芳さんのお話






その後、海を豊かにするために、森に着目して活動をされている

合同会社もものわの、森さんご夫妻から

実際に山に入って、活動の目的や内容について教えてもらいました。


もものわさんの森の中での講演






午後は鮎川に移動し、鮎川捕鯨さんから話を伺いました。

東日本大震災のときには津波で全ての倉庫や加工場がながされ、

その後再建しているそうです。



鮎川捕鯨では、実際に捕鯨に使う大砲や銛、鯨のひげなどの部位や

解体するための道具を見せてもらいながら、

その場で鯨の味噌漬けを焼いたものをごちそうになりました。



鮎川捕鯨にて大砲で射出される銛の説明を受ける







そのまますぐ向かい側の鮎川ホエールランドに移動し、

鯨の生態や、明治以来続く捕鯨と鮎川の歴史を学芸員さんの案内とともに学びました。


牡鹿ホエールランドにて






4日目は、朝からあかま里山農園を訪れました。

こちらは循環・相互・多様性をテーマにしている農園です。

クイズ形式で、育てている作物を紹介してもらい、


「この木は何ですか?」「みかんです」「違います!」


東日本大震災の時にどのように行動をしたのか、

避難所への支援や牡鹿半島に食糧支援を行ったのか等について教えていただきました。





続いて仙台に移動して、せんだいメディアテークの

「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(以下、わすれン!)を訪れました。



わすれン!では市民が残した記録をアーカイブする活動をされていて、

参加する市民の方を募集されています。

ここでは、東日本大震災当時に障害児者の家族が経験した困りごとを記録に残し

今後に生かしたいという記録活動をされている、

自身も自閉症の子を持つ親であった橋本武美さんからお話をうかがいました。



わすれン!の記録者からの講演



その後メディアテークを見学して、埼玉への帰路につきました。

今回のスタディツアーは、食をテーマにして様々な場所を訪れました。

いずれの場所でも、自由の森学園の高校生たちの学ぶ姿勢に感動をしていただくことができ、

つながりをつくっていくことができました。

これからは、学んだことを振り返り、まとめていく予定です。


東北と復興





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