3日目のもう一つの活動は 「 つなぐマーケット 」。 能登町宇出津にある大乗寺の井前本隆住職の主催する 「 つなぐマーケット 」は震災直後から始まり、 地域住民とボランティア団体の協力によって 11 回目を迎えたそうです。 このイベントに継続的にボランティア参加している 「 学生団体そよかぜ 」のみなさんと一緒に活動をしました。 この「 そよかぜ 」を立ち上げたのは 聖学院大学3年の竹内康紘さん。 竹内さんは自由の森学園の卒業生で、 在学中は「 福祉の現場へ 」を受講し、 原子力災害から学ぶ「 福島スタディツアー 」を一緒につくってきました。 今回のツアー全体のコーディネーターとしても活躍してくれました。 つなぐマーケットでは 地域で頑張っているさまざまお店が出店しています。 フリーマーケットや野菜なども販売しています。 学生や生徒たちは会場の準備と片付け、 「 割り箸鉄砲 」「 輪投げ 」「 モルック 」「 ビンゴ 」など 子どもたちとの遊び活動を担当しました。 つなぐケット終了後は、 みなさんに宇出津地区を案内していただきました。 みなさんの生活にはいつも「 お祭り 」が真ん中にあり、 それが地域社会をつくっていることがわかりました。 この日は被災し立て直すことになった 大乗寺の本堂との「 お別れの会 」。 私たちも参加させていただきました。 お寺全体をプロジェクションマッピングで静かに彩られていました。 見上げると満天の星でした。 最終日は朝9時から出発の10時半まで 大学生と高校生で振り返りの会を行いました。 ツアーを通して感じたこと・考えたこと・気持ちの変化など ツアーで学んだことを受けて、今後自分が取り組みたいこと 一人ひとりが丁寧に自分の想いを語ってくれました。 自分の生き方やこれからについて、 地域社会のあり方と自分と地域の関わりについて、 被災地とボランティアのあり方についてなどなど、 いろいろな観点から話をしていました。 それだけ学びの多い4日間だったのだと思います。 高校生、大学生、各々がレポートとしてまとめ、 共有することを約束し、ツアーは解散しました。 高校選択講座 福祉の現場