白神山地への恩返し。

白神山地への恩返し。




ブナのこずえからの木漏れ日。

岳岱自然観察教育林のみちばたにて。





最終日。

お世話になった白神山地への恩返しをしました。





土嚢( どのう )袋に砂をめいっぱい詰めて。





しばり方を、斎藤さんに教えていただき、






軽トラの荷台に、ひとり1個とちょっと。

20数個をのせて、

いざ、田苗代湿原を目指して、街からいつもの林道の終点へ引き返します。


途中、くるみ台野営場、岳岱自然観察教育林を通り、約1時間の道のり。







そして、林道終点、

駐車場から土嚢をかついで、田苗代湿原に向けて!!







重い!!






しばらく歩いた、先。

雨降るとぬかるむ場所へ。




雨が降りぬかるむと、登山者はそこを避け、

登山道の端を踏むようになる。

そこに土嚢を敷くと、雨が降ったとしても登山道以外を

踏まず、周りの植生を守れるようになるんです。


こんな大変なことは、ボランティアを募ったって誰もやってくれない。

自由の森学園の生徒だからこうやってやってくれる。

ほんとうにすごい。ありがたい。


と、斎藤さんのお話。







土嚢を敷き終わった登山道。


こうやって、すこしでも白神山地の環境を守れるなら、

やりましょう!来年も土嚢運びをやります!!


と、宣言して来ました。



重かったけどさ、敷く意味と、敷き終わったこの風景を見たら、

これ、やれるでしょ。




そのあと、少し時間ができたので、岳岱へ。


「 ちょっとまってろー 」

と、言葉を残して軽トラで、ビューーンと出かけた斎藤さん。


帰ってくると荷台には、オオイイタドリの茎。


ノコギリでギコギコ切って







びっくりするほど良く鳴るイタドリ笛を作ってもらいました。







あまりに鳴るのでたのしくって、みんな酸欠。









それでも、なお吹いている人。










さっきの林道終点から、走って降りてくる人。








もう、ニカニカが止まらない人。









ブナの木の、向こうっ側でなにか見つけちゃった人。

( たぶんキノコ。はえてるキノコ毎に小おどりをする人たち。 )









たぶん、お話をしている人。








シャッターボタンを押す手が止まらない人。







思いおもいの時間を過ごした後・・・・





旅のおわりへ。






藤里、白神山地世界遺産センターで、旅の終わりを。



お世話になった、斎藤さん、藤田さん、菅沼さん。

そして、写真にはいらっしゃいませんが、佐藤さん。



そして、今回のスタディーツアーの隊長、小川くん。





4泊5日という、長いスタディーツアーでしたが、

ほんとうに毎日が学ぶことが盛りだくさんで、そして楽しく、

あっという間でした。




白神山地も、「 地が持つ力 」がもの凄いところです。


きっと、この4泊5日の体験によって

生徒たちの中にあたらしい何かがうみだされたことでしょう。




後ろ列左から3人目、右上の2つの連なりが、二ツ森。



小岳より、二ツ森を眺めながら。


一歩向こうは「 世界自然遺産 」。




「 林業講座  スタディーツアー in 白神山地 」

ひとまず完了!





てつひさ

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