福祉の現場へスタディツアー2日め
福祉の現場へスタディツアー2日め
午前中は
” 会津若松市 ” にある
「 ” 大熊町立 ” 学び舎ゆめの森 」という学校へ。
大熊町は
原発事故で全町避難になったため、
会津若松市の廃校を借りて授業をします。
「 ゆめの森 」とは、
自由の森卒業生の蟹江杏さんのご縁で出会いました。
それぞれの学校紹介のあと、
たっぷりレクリエーションで遊び、
美味しいお弁当をいただき、
名残惜しみながらも中通りに戻ります。
午後は2つのコースに分かれてフィールドワーク。
東和フィールドワークコースは、
震災後東京から移住し、
蔵を改造して加工品の販売や
お料理教室を営むソレイユさんへ。
” 顔の見える生産者 ”
を大切にしているお話から、
人との繋がり、
食べること、
暮らすことのヒントをいただきました。
そのあとは小幡山へ登り、
先人が刻んだメッセージを
それぞれしっかりと受け取りました。
津島フィールドワークコースは、
現在も放射線量が高いため
帰還困難区域に指定されている津島地区へ。
一同、防護服を身に付け、
津島地区から避難生活を余儀なくされている方に、
ご自宅などを案内してもらいました。
ふるさとを追われるということは、
今まで先祖が守ってきた場所や
家や思い出もが奪われるということ。
とにかく現状を知ってほしい、
今後またこのような事態を繰り返さないために
発信しなければならない、
という強い想いが伝わってきました。
2日目の締めくくりは、
それぞれのコースが合流し、
放射線アドバイザーの方の講演を聞きます。
「 なぜ放射能を学ぶのか 」
その根源となるお話を聞くみんなの姿は真剣そのもの。
福祉の現場への授業で福島に訪れること。
暮らしを奪われた現状を知ること。
私たちがどうしていきたいのか、
どうしていくべきなのか
を考え続ける大切さを改めて心に刻みました。
明日は最終日。
明日もよい一日になりますように。
福祉の現場へ 村山みどり