シンポジウム開催

 2月9日(日)に「主体的・探求的な学びの多様性とは――東大附属と自由の森学園の対話を通じた学びの在り方」と題したシンポジウムが、東京大学・本郷キャンパス202教室において開催されました。




リアル参加約100名、オンライン参加約300名、合わせて約400名もの多くの方のご参加をいただきました。


 自由の森学園は、2017年に東京大学の教育学研究科と「教育・研究連携協定」を交わし、連携事業をおこなっています。昨年2024年2月の同時期にも選択講座「東北と復興」「環境学」「韓国講座」などの実践について東大附属中・高(以下、東附)の「卒業研究」の報告とともにさせていただくシンポジウムがありました。


 今回のシンポジウムは二部構成。第一部では、東附、自由の森それぞれの教師、生徒――東附からは高校3年生2名、自由の森からは高校1年生2名――が各学校の特徴、学び、学校生活の様子などについてゆたかに多面的に、また自分の言葉で報告をしました。



 第二部では、私を含めた3人が第一部をうけてコメント・問題提起をおこないました。




 質問や論点は多岐にわたり、容易にまとめられるものではありませんでしたが、いい意味での実践的・研究的課題がいくつも確認でき、とても意義深い時間でした。2、3例をあげると、①探求の時間は、領域として制度化すべきか、視点として貫くべきか。②「両校の学びは例えると東附がコース料理で、自由の森はバイキング?③「何ができるようになった/できたか」か「どんな出会いや経験をしているか/してきたか」等など、後期中等教育の課題に正面から挑む内容でもありました。


 このシンポジウムの模様はしばらく後に報告にまとめられるそうですし、両校の教員、生徒の学びや生活をめぐる議論や交流は今後も続きます。これからもお互いがお互いから多くを学び合いたいと思わせる中身の濃い3時間半でした。



高校校長 菅間正道




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